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2007年05月24日

小野俊哉 『松坂大輔がメジャーNo.1投手になるこれだけの理由』

小野俊哉 『松坂大輔がメジャーNo.1投手なるコレだけの理由』(洋泉社 2007年)

プロ野球好きの妄想爆発の一冊。
近年、増加しているデータ重視派評論家の一人である著者ならではの、データ分析に基づいた妄想的な予測(願望)が、列挙されています。

本書では、各選手のデータをもとに、シーズン55本塁打越え、200本安打、4割打者などの歴史的記録の今シーズンにおける達成可能性を探り、その結果、あくまで理論上の話ながら、そのほとんどが今シーズン実現可能と論証されています。
一見、バカバカしい空想にも思えるこの話。しかし、確かに松中(ソ)の56本塁打は魅力的だし、青木(ヤ)の100盗塁や、下位チームによる20勝投手育成作戦には惹かれます。

選手や監督には、優勝争いという横軸の勝負だけではなく、歴代記録への挑戦という縦軸の競争も、プロ野球の大きな魅力の一つであることを認識して、試合に臨んで欲しいものです。
緻密なスモールベースボールもいいけど、色々な意味で規格外の選手を、ファンも待ち望んでいるはず。

さて、題名にもなっている松坂の話は、今更なので省略。タイガースファンとして気になるのが、松坂と一緒に分析対象となっている、“同期”の井川です。
数々のデータは井川がタイガースにとってどれほど大きな存在だったのかを、証明しています。井川の不在を埋めるのは、並大抵のことではないと再認識させられました。

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