『ドラフト 光と影』
特に目新しいトピックがあるわけではなく、1965年の第1回ドラフトから2007年のドラフトまでを、1年ごとに簡潔に振り返るだけの内容ですが、けっこう楽しめました。
キモは、各年代の注目選手をドラフト入団後に成功した「光」の選手と惜しくも球界から姿を消した(消しつつある)「影」の選手に分けて、振り返っている点。そして、やはり、おもしろいのは「影」の選手たちです。
ドラ1で入団も、その後は泣かず飛ばずで、結局成績を残せず引退なんて話は、本人は大変でしょうが、ファンからすると、色々と感慨深いものがあります。
タイガースの最近の「影」は、中込と的場。そういえば、的場は打てる大型ショートで入団してきたっけとか、中込も暗黒時代を支えてくれた功労者の一人ながら、グラウンド外でも、話題に事欠かなかったなぁとか。60年代、70年代でも、あの選手とあの選手が同期だったのかなど、意外な発見もあります。
ファン同士の居酒屋トーク的なノリで楽しめます。気楽の読めて、暇つぶしにはもってこいです。
全ドラフトの結果が掲載されているので、それを眺めているだけでも、それなりに楽しめます。惜しむらくは、引退した選手のその後をもっと知りたかったのと、誤字脱字や不体裁が目立つ点。
