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2008年02月23日

野村克也 『あぁ、阪神タイガース』

野村克也 『あぁ、阪神タイガース』(角川oneテーマ21 2008年)

野村克也。人によって好き嫌いが、大きく分かれるであろうノムさん。
タイガースを去ってからのその言動ゆえ、嫌いになったはずでしたが、書店で見かけて、思わず手に取ってしまいました。

内容は、野村流タイガース評です。相変わらずぶつぶつとつぶやくような、後ろ向きな批判ばかりですが、思わず納得してしまう的確な指摘ばかりなのが、また不思議なのです(結局、ジャイアンツが一番好きなわけですが)。
「タイガースの選手は子供」、「エースと4番は育てられない」といつもの話が続く中、目新しいのは岡田監督批評。試合中、ほとんど動かない岡田監督を「監督の仕事を放棄している」とばっさり。仰る通りです。

なんでこんなにノムさんが気になるのかといえば、やはりとにかく野球について考えて、考えて、考えぬいているからというのと、神宮で見た(見せつけられた)スワローズ野球でしょう。
神宮がホームだった頃、スワローズには連戦連敗で悔しい思いをする一方で、その密度の高い試合運びには敵味方を忘れて魅了されていました。
あの時は、本当に野球が面白かった。あれほど楽しい野球は、「監督が仕事を放棄している」タイガースでは無理なのか。

最近読んだ野球関連の本の中では、ダントツのおもしろさでした。
野村克也、なぜか気になる男です。やっぱり、好きなのかもしれません。

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