二宮清純 『プロ野球の一流たち』

二宮清純 『プロ野球の一流たち』(講談社現代新書 2008年)
この土・日に、東京に帰っていまして、その旅のお供に。
もともと雑誌に連載されていた筆者の野球エッセイに加筆訂正をして収録した一冊です。大上段に構えるようなテーマがあるわけでもなく、気軽に読めます。
指先の使い方に課題が残るという松坂の投球術から、内角を捌けずに無冠の清原(オ)、山崎(楽)の半生などなど、なかなか興味深く読ませていただきました。日米野球格差の問題やアマチュア野球界への提言など、なるほどと思わせる内容も少なくありません。
現場主義の立場から、はっきりとものを言うスタンスには共感できますが、欲を言えば、もっと独自の視点を示して欲しかったです。とはいえ、筆者の著作はこれが初めてなので、その主義主張については、あまりよくわかっていません。
一言で言えば、良くも悪くも旅のお供には最適な一冊でした。