★負け エースの資質とは
タイガースVSジャイアンツ 第23回戦(阪神甲子園球場)
タイガース4-6ジャイアンツ
負け:岩田 9勝10敗 勝ち:内海 11勝8敗
エースの資質とは何なのか。今日の試合を見終わって、そんなことがふと頭をよぎりました。
一定以上の投球力が備わっていることはもちろんのこと、特に大切なのは“心”。要は、逞しい精神力ではないでしょうか。
前回と今日と、実質1年目のペナント終盤でアップアップの岩田にはつらい登板が続きました。
結果は、4回途中で6安打もさることながら5死四球で降板。正直なところ、これでは試合になりません。4回の交代でも遅いくらいの内容でした。
断っておきますが、岩田を責めているわけではありません。
岩田に今以上のものを求めるのは酷であり、むしろ、今シーズンの飛躍はすばらしいと思います。さらに、まだエース云々という話は時期尚早にすぎることも理解しています。
ことは、ある投手個人ではなく、チーム全体なのです。チームが苦しいところや、ペナントの大一番の試合で、精神的に追い詰められた場面で、相手チームの前に立ちはだかる投手。代打を送ることも躊躇われ、登板のためにローテーションをも変更する投手。それこそが、エースだと思うのです。
そのような絶対的な存在の不在が、今の苦しいチーム状況に繋がっているのではないかなと感じたということなのです。
安藤も下柳も、1年間ローテーションを守り抜いた功績はきわめて大きい。
しかし、どちらも肝心の場面では成果をあげることができませんでしたし、5回を過ぎれば、交代することにあまり躊躇いはありません。安藤(ないし、下柳)をエースと表現する人もいますが、個人的には違和感があるのは、そういうことなのかなぁと思っています。決してスマートな投球ではないのに、井川をエースと呼ぶことには違和感を感じなかったのも、そういうことなのかもしれません。
エースは打者で言えば“4番”なわけで、やはり投手陣の支柱であり、その人を中心に投手が回らないといけないわけです。そんな投手が出てきてくれることを期待しています。非建設的な精神論は嫌いですが、精神力がなければ、せっかくの技術も宝の持ち腐れというのも自明の理。
大一番で負けたというのに、徒然なるままに思ったことを書いてみました。
試合は負けましたけど、新井も帰ってきたし、それなりの慶兆はあるような気がしますし、ここからまたチキンレースが始まるだけです。それにしても、ペナント制覇とは、かくも難しいものかと思い知らされる毎日です。