

出野哲也編著 『プロ野球 最強選手ランキング』(彩流社 2008年)
歴代プロ野球選手の野手と投手で、誰が“最強”かを決める。基本的には、ただそれだけの内容です。
本書では、野手については、RC(Runs Created)という指標に、活躍した年代、守備位置による補正を加えたPARCという指標を基準に、投手については、PR(Pitching Runs)という指標をもとに、野手歴代300位と投手歴代100位を選んでいます。
RCは、「各打者が単独で生み出すと予測される得点を示す値」のこと。PRは、その投手が「年間でどれだけの点数を防いでいるか」を示す値のことです。
ちなみに、野手ベスト5は、①王貞治、②野村克也、③張本勲、④長嶋茂雄、⑤山内一弘でした。投手ベスト5は、①稲尾和久、②別所毅彦、③金田正一、④藤本英雄、⑤ビクトル・スタルヒンとなっています。
野手、投手ともに、瞬間風速的な活躍ではなく、通算成績を重視しているために、プロでの活躍した期間が長い選手ほど、上位に食い込んでいます。さらに、記録上の問題でしょうが、日本のプロ野球だけの成績に限定しているために、野茂、イチローなどのメジャーリーガーの順位は、それほど高くありません。
最強選手。野球好きならば、誰もが一度は考えたことがあるであろう究極の命題。
人それぞれの価値観なり尺度なりがあるでしょうが、この本は非常に参考になることだけは間違いありません。今度、歴代最高ベスト9なんかを考えてみましょうか。
淡々と選手解説が続くだけですが、4,200円という値段にも関わらず購入を決意させるだけの内容はあります。